筋肉痛の時に筋トレを行うことはおすすめできない

近頃は健康志向が上昇しているので筋トレをしている方や興味のある方が増えてきています。

私はスポーツインストラクターを生業にしていますが、以前は若い男性が多かったトレーニングルームは老若男女を問わず多くの利用者が筋トレをしています。多くの人に筋トレについて相談を受ける中で多いのが筋肉痛についてです。

特に多いのが「筋肉痛になってしまったが、このままトレーニングをしてもいいか。」という質問です。あくまで私個人の考えでお話させていただきます。結果から申しますと、私は筋肉痛の時に筋トレを行うことはあまりおすすめしません。

その理由は大きく分けて【安全面】【効率】の二点です。最初に【安全面】の説明をしていきます。まずは、なぜ筋トレの後に筋肉痛が起こるかですが、筋肉というものはトレーニングをすることで傷が付きます。傷付いているところは皮膚でも痛みがあります。

また、筋肉に乳酸が溜まることで本来中性の筋肉が酸性に傾き硬化してしまうことも筋肉痛の原因になっていると考えられています。筋肉痛になったことのある方はご存じだと思いますが、筋肉痛の時はその筋肉を使う度に痛みがあります。

この痛みの中で、ダンベルやバーベルを使うことは落下などの点から見てとても危険です。

自体重のトレーニングであっても痛みのためにフォームが崩れてしまうことがほとんどです。フォームを崩したままのトレーニングは関節や筋肉に対して大きな負担になり怪我に繋がる可能性もあります。以上が【安全面】からの理由です。

次に【効率】についてです。超回復理論というものをご存知でしょうか。超回復理論というのは【トレーニングの後、48~72時間の休息を取ることで筋力が上昇する現象】です。休息を必要としている48~72時間はトレーニング前に比べて筋肉が弱っている状態です。

この状態で筋トレをすることは筋肉を壊し続けるになります。完璧な状態で行う方が扱える重量や回数やモチベーションなどにも良いので効率を重視される方は是非しっかり休息を取った上で筋トレをしていただければと思います。

最後になりますが、私はクライアントが軽い筋肉痛の時は筋トレより先にストレッチ、後にウォーキングやスイミングなどの有酸素運動を行い身体を温めてから再度痛みの有無を聞きます。

温めることで痛みが軽減されることもありますが、この場合でもいつもよりトレーニングの重量は落とします。もし、筋肉痛でも運動をしたい方は筋肉にあまり負担のかからない運動をしてみるのも一つの手だと思いますのでお試しください。